ロジスティックスの概念

ロジスティックスとは20世紀のアメリカでマーケティングのその中で1つの機能として概念が定義付けられます。

ロジスティックスの歴史

歴史を紐解くと、18世紀から19世紀にかけてイギリスで起こった産業革命により世界で様々な製品の製品効率が高まり20世紀の後半には人々が消費しきれないほどの商品が世の中で溢れるようになりました。結果、作れば売れるという生産思考からいかにして売るかという販売思考に変化を遂げました。

アメリカでも大量にモノが消費されるようになり1900年代に入ってマーケティングの思想の中で初めて物流と言うことが出てきました。

1910年代には企業経営活動の1つである流通活動の構成要素として物流的流通が重要だと言われ始めます。

1922年にマーケティング原理の著者のクラークがマーケティングの1つの機能として物的流通と言う用語を使いました。物理の機能において重要な2大機能が輸送と保管だと言ってます。1930年代に物流とは生産の段階から消費者又は利用に至るまでの財貨の移動及び取り扱いを管理することと定義されています。つまり、モノの移動だけではなくモノと情報管理する機能も重要であると言われ始めたのですそしてドラッカーは物理を経営の暗黒大陸といいその重要性また未開拓性について説いております。

物流のパラダイムシフト～戦略的物流～

「物流を制するものが、戦を制す」とよく言われますが物流の概念に戦略的物理の要素が加わりました。その役割の重要性を知らしめたのが第二次世界大戦です。

現代においてはジャストインタイムなどと言うこともあり、最前線で欲しい量を欲しいタイミング届ける物流コントロールの重要性が高まりました。

1962年に世界的物流管理協議会のNCPDMでは、物流を財の起点から消費に至るまでの原材料、中間財、完成品または関連情報の移動に関する流れと貯蔵を効果的に計画、遂行、統制する過程と定義しています。

表現の仕方に関しては難しく感じるところはありますが、アメリカで物流と言う言葉やロジスティックの概念が生まれ、その後1980年頃に日本でもロジスティックの概念が広まっております。

現在の日本においては、物流が1企業内の領域で、ロジスティックは仕入先、販売先までの領域を含めます。ちなみにサプライチェーンマネジメントは原料から消費者までの川上から川下のサプライチェーン(供給連鎖)を領域にしています。

 

物流管理から戦略的ロジスティクスの概念へ

物流管理から戦略的ロジスティックスへと考え方が変わってきており、目的や領域、内容がどのように変化しているかを

紹介します。

【物流管理】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

目標:物流の効率化(コスト削減)

対象と領域;物流活動

内容:

プロダクト・アウト

熟練的・経験的管理

輸送及び拠点中心

コスト・コントロール

戦術重視

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

【戦略的ロジスティックス】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

目標:市場適合(戦略に基づく効率、効果のバランス)

対象と領域:物流体系

内容:

マーケット・イン

科学的管理

情報通信

インベストリーコントロール

戦略重視

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以上となります。

次回は、具体的なロジスティックスの活用についても書いていきます。

各種倉庫・工場の空間有効活用サービス紹介

【販売】各種ネステナー型ラック、パレットステージについて▼

【倉庫中二階・簡易中二階】パレットステージについて▼

【レンタル】ネステナー型・逆ネステナー型サンクロスターについて▼

• tweet
•