物流業界の人材・人手不足について

物流業界の人手不足とは

物流業界では、人手不足が深刻化しています。インターネットが広く普及し、様々な物がインターネットショッピングで購入できるようになりました。日用品や食材など身近なものでもインターネットショッピングで購入するという人も多いのではないでしょうか。飲食店などでも、九州の食材が明日には東北まで届けられるといったことがあります。

 

それに伴い、物流業界ではドライバーの需要が高まっています。しかし、需要が高まっているにも関わらず、ドライバーの数は増えていません。どうしてかというと、物流を担うドライバーは仕事が過酷だとして若い世代に敬遠されているからです。深夜に荷物を運ぶことが多いため、どうしても昼夜逆転の生活になってしまうという理由もあります。長時間労働になりがちですし、なかなか休憩が取れないということも多いようです。道路状況などで渋滞に巻き込まれてしまうこともあり、疲労が大きい職業でもあります。また、事故を起こしてしまうリスクもありますし、事故に巻き込まれてしまうこともあります。

 

また、宅配業界などでは、複雑化しているサービスも問題となっています。宅配便には時間指定のサービスがあるので、必ずその時間に届けなければなりません。冷蔵便などもありますし、料金の徴収を代行する代引きサービスなども行っています。少しでも指定された時間に遅れると、クレームが来ることも少なくありません。クレームに対処することもドライバーの仕事の1つになっていることもあります。

 

しかも、ドライバーの給与は他の職種に比べても高いとは言えないのです。過酷な労働に加えて待遇が良くないことで、物流業界の人手不足はますます深刻になっています。

ただし、物流業界の中でも働く人の待遇改善をしようという動きはあります。宅配便業界では思い切った料金の値上げに踏み切りました。それがドライバーや配送スタッフの給与を挙げることにつながっています。それから荷物を受け取れる宅配ボックスを駅やコンビニなど利用しやすい場所に設置する取り組みなども行われています。仕事の効率化を図ることで、働く人の待遇を良く使用という取り組みです。その他にも負担が大きい当日配送を廃止したり、夜間の配送時間を短縮するといった取り組みもあります。

 

引越し業界でも、スタッフの待遇を改善しようという動きがありました。引越しはどうしても春先に集中しがちで、引っ越し業者の間では熾烈な競争が行われていました。価格競争も激しかったので値段を下げる業者も多かったのですが、そうなると社員の不満は募る一方になってしまいます。その結果、待遇改善が進む宅配業界などに人材が流れ、ドライバーの争奪戦が起こりました。それにより無理な長時間労働をしいるのは止めようと、どの業者も無理をして作業を引き受けないようになったのです。引越し料金の価格が高騰し、引っ越し難民という言葉も生まれています。

 

今度は少しでも引越し費用を抑えようと、異動の時期を春からずらす企業も増えました。異動時期が分散することで、引越し業界にも良い影響が生まれました。春先に集中していたのが緩和し、閑散期に仕事が生まれたからです。

 

このように物流業界では、人手不足を補うために待遇改善を進めています。ただし、まだまだ十分な対策がとられているとは言えません。労働時間が長いことに変わりはありませんし、きちんと休憩がとれないこともあるようです。ワークライフバランスの意識が根付いている若い世代では、特に長時間労働が敬遠されています。物流業界の人気を高めるためには、労働時間を短くして休暇を取りやすくしたり給与をアップさせることが欠かせません。

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