生産方式の種類と比較について(ライン生産方式・ロット生産方式・個別生産方式)

生産方式の種類

生産方式の種類を紹介

生産方式の種類には大きく分けて3つあり、ライン生産方式、ロット生産方式、個別生産方式となります。それぞれの特徴について比較してみましょう。

ライン生産方式とは

ライン生産方式の特徴ですが、これはいわゆる流れ作業を思い浮かべてもらうのが一番早いでしょう。実際の工場においては必ずしもベルトコンベア式の流れ作業によって生産されているとは限らないのですが、とにかくある一つの製品を連続的に生産する方式を指します。基本的に、一つの生産ラインでは一つの製品だけを作り続けることになります。例としては自動車や薬品などがあるでしょう。同じ製品を大量に生産するのに向いている方式であり、逆に顧客からの要望に応じてそれぞれにカスタマイズするような生産の仕方には不向きです。
工場によっては複数のラインを設けてそれぞれに異なる製品を製造することもごく普通に行われます。自動車であれば複数の車種やモデルを同時に生産したいということが多いでしょう。そういう場合は、基本的には一つのラインで時期によって造る車種を変えるのではなくて、別のラインで製造することになります。

ロット生産方式とは

次にロット生産方式の特徴ですが、これは同じ製品をロット単位でまとめて生産し、それが終わればまた別の製品をロット単位でまとめて生産するといった方式になります。全く同じ製品をいつまでも連続して作り続けるわけではなく、個々の製品についてみた場合に、単位時間あたりの製造能力のほうが単位時間あたりの販売数量よりもはるかに大きいというケースが該当します。このような場合に、同じ製品だけをいつまでも作り続けることは無駄ですから、ある一定数量を作れば次は別の製品を作ることにリソースを振り向けることになります。ここでの一定数量というのが一つのロットと呼ばれるもので、ここからロット生産方式という呼ばれ方がされています。
比較的多くの製造業で採用されている生産方式であり、例えば食品、家電製品、様々な電子機器の部品などではこのような方式が盗られていることが多いです。時と場合によってリソースを使い分けて別の製品を作ることになりますから、生産管理をしっかりと行うことが必要です。

個別生産方式とは

個別生産方式の特徴ですが、これはオーダーメイドを思い浮かべてもらえば結構です。要するに一つ一つの製品を顧客の要望に応じて、あるいは注文に応じて生産する方式が該当します。ただし、常に顧客からの要望や注文があった後に生産を開始するとは限りません。職人技でもって一つ一つ手作りで製造するけれども、別にそれは特定の顧客の要望や注文に対応したものではないというケースもあるからです。
これは機械による大量生産、大量消費とは対極にあるような生産方式で、いわば生産者の顔が見える物づくりということになります。一つ一つ仕様が異なるために、どうしても職人の手に頼ることが多くなります。機械でできる工程が一切ないとは限りませんが、全て機械でできることはあまりありませんし、仮にあったとしても毎回の設定とか調整などといったことが必要になり、どちらにしても大量生産には向きません。顧客にとってみれば自分の思い通りの製品が手に入るというメリットがありますが、それだけ生産に手間ひまがかかりますから価格としては高くなってしまう傾向にあります。

生産方式は顧客に合わせて選ぶのがポイント

このように生産方式は大きく3つに分けることができますが、これはどれが最も優れているというようなものではありません。需要と供給のバランスを考え、生産しようとしている製品はどのようなもので、顧客はそこにどのような付加価値を求めているのかを考えた上で適切な生産方式を選ぶことが重要です。場合によっては、一つの会社あるいは一つの工場内であっても複数の生産方式を併用することが適切なこともあります。

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